歯がなくなると、両隣の歯と結合するブリッジという治療があり、多くの歯を抜歯しなければならない場合は、取り外しのきく入れ歯を入れることになります。しかし、本物の歯に比べてどうしても違和感が生まれます。
そこで、天然の歯を削らず、多数の抜歯の後でも、健康の獲得ができる歯科医学が実現しました。これがインプラントと呼ばれる第3の歯なのです。
インプラントは金属を顎の骨に埋め込み、骨としっかりくっつけた後、人工の歯を金属に取り付けるといった治療法です。
インプラントは他の治療法に比べて、違和感のない歯を取り戻すことができますが、保険外診療になるため高額になってしまうので、当院では患者さんによく説明(インフォームド・コンセント)した後、納得いただいた上でインプラント治療をすることにしています。
【インプラントの治療手順】
レントゲンなどによって充分な診断の後、インプラント治療に関する説明を受けます。
↓
チタン製の小さなねじのような形状のインプラントを局所麻酔で顎の骨の中に埋め込みます。
↓
インプラントと骨がしっかりとくっつくまで約6〜24週間(骨の形状などさまざまな条件によって変わります)待ちます。
この期間、一般的にはインプラントの上に仮歯を入れておきます。
↓
ITIインプラント技術により、人工の歯を取り付けます。
手術2回式のインプラントの場合は、ここでもう一度手術してインプラントの頭を出さなければなりません。
インプラント治療の終了後はホームケアが重要です。正しい歯磨きと半年に一度は定期健診を受けましょう。
|